今年も夏祭りの季節がやってきました。
長野市では9日、祇園祭が行われ豪華な屋台行列が中心市街地を練り歩きました。


雨上がりの表参道に現れたのは豪華な装束に金色の烏帽子(えぼし)で馬に乗る少年。

厄を払う「お先乗り」の先導で祭りが始まります。

「ながの祇園祭」は善光寺に近い弥栄(やさか)神社の祭礼で、一番の見どころはそれぞれの町が持っている大型の山車(だし)=屋台の行列が中心市街地を練り歩く「屋台巡行」です。

今年は3つの町が巡行に参加し、子どもも大人も力をあわせて自慢の屋台を曳きました。

■参加した子ども
「(屋台は)重い!疲れた(お祭りに来てみてどんな気持ち?)京都みたい」                      

■参加した人                                                              「コロナあけでひさしぶりに出させていただいてるので楽しい」

彫刻が施された屋台には舞台もつくられていて巡行の途中では長唄やあでやかな日本舞踊が披露されました。

屋台巡行は中断を経て10年ほど前に復活し、門前の夏の風物詩として再び定着しつつあります。

■見物に訪れた人                                       
「きれいということと勢いがありますよね権堂の暴れ獅子、あれ小さいころはついて歩いた」                                                    「ようやくコロナが収まってこういうにぎわいも戻ってきたからよかったな思います」

沿道では多くの見物客がお囃子が響く華やかな祭りの雰囲気を楽しんでいました。