介護保険料の過払い金の返還を偽りATMを操作させる手口で、富山県氷見市の60代女性が238万円あまりをだまし取られました。

富山県警氷見警察署によりますと6月14日、氷見市の60代女性宅に市役所の職員を名乗る男から、「介護保険料に過払い金がある」「支払う手続きをするので銀行を選んでほしい」などと電話がありました。

その後、サポートコールセンターのシミズを名乗る男から、ATMに行くよう電話があり、女性は指示されるままATMを操作しましたが、男から「手続きに失敗した」などと言われ、最終的に親族の口座を使ってATMを操作させられました。

帰宅後、親族に相談したところ詐欺ではないかと言われたため、女性が警察に届け出て、詐欺被害が判明、被害額は、女性と親族の口座合わせて238万6200円に上ります。

警察は官公庁や金融機関などの職員を名乗り、ATMを操作させるのは特殊詐欺の手口だとして、
警察に相談するよう呼びかけています。