岩手県内有数の小麦の生産地・紫波町で10日、今年の品質検査が始まりました。粒は例年より小さめですが、品質は良好です。

 10日は紫波町北日詰の穀物倉庫にJAの職員や地元の生産者が集まり、6月から7月の始めにかけて収穫された小麦の初検査に臨みました。
 検査が始まったのはJAいわて中央管内で収獲された「ゆきちから」や「銀河のちから」など4つの品種です。検査員は粒の大きさがそろっているかや水分量を細かくチェックしました。
 今年産の小麦は3月の高温で一気に雪どけしたことや4月から5月にかけての寒気などで全体的に小粒の傾向ですが、品質は良好です。
 JAいわて中央は、今年は去年を200トンほど下回るおよそ2800トンの出荷を見込んでいます。
 検査は8月はじめごろまで続く予定で、早いものは7月下旬から出荷が始まります。