■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 フィリピン大会(日本時間9日、フィリピン・パセイシティ)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ男子大会。日本(世界ランク6位)はポーランド(同1位)と対戦し、セットカウント0-3(17-25、 19-25、18-25)で敗れ、10勝2敗で予選ラウンドの戦いを終了した。日本は上位8チームによるファイナルラウンドへの進出が決定しており、他会場の結果をもって予選ラウンドの通過順位(1位もしくは2位)および対戦相手が確定する。
予選ラウンド最終戦のスタメンには、主将・石川祐希(27)、髙橋健太郎(28)、小野寺太志(27)、永露元稀(27)、西田有志(23)、大塚達宣(22)、リベロ小川智大(27)が起用された。
永露、小川が初スタメンで臨んだポーランド戦。序盤は永露と髙橋のコンビで縦のBクイックを決めるなど、良いリズムで競り合いが続いた。中盤、石川がサービスエースとバックアタックで連続得点し15-14と一歩先行するが、そこからラリーで連続失点。大塚のスパイクで一矢を報いたが、ポーランドの強烈なサーブとブロックを前に17-19からさらに6連続失点でセットを落とした。
第2セットは小野寺に代わってエバデダン ラリー(22)が入ってスタート。そのエバデダンがクイックを決め、西田も強打でポイントするが、8-7からはレシーバーの間などへ思い切って打ち込まれるサーブで3連続サービスエースを奪われ、苦しい展開に。中盤にもポーランドのサーブとブロックを前に連続失点を喫し、大塚の奮闘や西田のサービスエースで追いすがったが、このセットも失った。
富田将馬(26)、宮浦健人(24)が入って第3セットへ。高いブロックを避けて攻撃を展開する日本だが、序盤からポーランドに得点を重ねられて4-8、6-12と差が広がっていく。宮浦のバックアタックや小川のレシーブ、富田の果敢な攻撃で食い下がるも届かず、押し切られてこのセットも奪われ、ストレートで敗れた。
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、20日(木)または21日(金)にポーランドでファイナルラウンド初戦を迎え、準々決勝を戦う。
※世界ランキングは試合前時点