猛暑のあとはケアが不可欠…摂るべき食材や睡眠時間の目安は?
加藤キャスター:
これだけ暑さが厳しくなってくると、注意したいのが猛暑のあとの疲労です。

東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅先生は「ケアをしないと体に不調をきたす可能性がある」と指摘しています。いわゆる“脱水症状”に近い状態になるかもしれないということです。
具体的にどんな症状があるのか見ていくと、▼体がだるい▼集中できない▼突然足がつる▼体温調節が難しくなる。井上さんは20年前に高校球児でしたが、夕方以降にこういった不調を感じることはないですか?
井上貴博キャスター:
私は実際、高校3年生の一番体力があったと過信していたとき、練習後に倒れて病院に運ばれているんですよね。1回それがあると本当に怖さがあり、年齢関係ないんだなと思います。
加藤キャスター:
ですので、夕方以降の体のケアが大切になってくるわけですが、どのようにしたらいいのか寺嶋先生に伺いました。

猛暑による疲労回復に重要なことその1「バランスの良い食事」です。摂るべき食材は野菜や果物で、ビタミンと水分の両方を補給できて一石二鳥になるということです。
さらに疲労を感じている方のなかでも、特に激しい運動をした方は、炭水化物などのカロリーや、たんぱく質もきちんと摂って、バランスの良い食事を心がけてください。

そして猛暑による疲労回復に重要なことその2「質の良い睡眠」。7時間以上は寝てくださいということでした。
エアコンは寒すぎてもダメということで、室温は約26度。服装は吸水性の高いパジャマにしてください。寝る前の水分補給、一杯の水を大切にしてください。
さらにワンポイントアドバイスとして、本を読んだりテレビを見たりというリラックスタイムを取るようにということでした。
日比麻音子キャスター:
暑さのみならず雨に関しても、これまでの経験が活かしきれないような予想できないことが本当に続いていますから、気をつけ続けなければなりませんね。

産婦人科医 宋美玄さん:
そうですね。これから本当に暑い季節になり、熱中症対策がすごく大事です。水分摂取や塩分摂取が大事といわれますが、一番大事なのは体をほてらせないことではないでしょうか。
今は首を冷やすグッズとかが出ていますし、私は凍ったペットボトルを持ち歩いて脇に挟んだり、溶けたら飲んだりもしています。