
1987年、札幌で教団相手に起こされた全国初の裁判。
以来、旧統一教会問題に向き合い続ける弁護士です。

全国統一教会被害対策弁護団 内田信也弁護士(札幌弁護士会)
「信教の自由の問題ではあるけれども、(旧統一教会は)普通の宗教団体ではない。宗教団体の衣を着たお金の収奪団体ですから、日本で金を集めて韓国に持っていくという、そのための活動をやってるわけですから」
安倍元総理銃撃事件後の、旧統一教会の問題をめぐる社会の変化は、それまでの「空白の30年」と比べると劇的なものでした。
しかし、道内の元信者は、去年暮れの被害者救済法の成立あたりから世間には「やった感」「終わった感」も漂い始めていると危機感を感じています。

道内の元信者男性(50代)
「(旧統一教会の)実態を訴え続けないと、世の中に訴え続けないと、被害者が増えるばっかり。被害は2世3世と代々続いていくので消えない、教えも消えていかないと思う。(旧統一教会は)宗教じゃないです。だから宗教法人として認めた国の責任は大きい」