県内では雨の日が続いていて、先日の大雨では被害も出ています。
そんな中、今年5月に完成した南阿蘇村の立野ダムがその役割を果たしていたことがわかりました。

今週月曜日の3日。県内では2度の線状降水帯が発生。この大雨によって各地で被害が出ました。熊本市を流れる白川も一時は氾濫危険水位を超えるとの予測も。
しかし…
記者「熊本市の白川にかかる代継橋(よつぎばし)です。こちらの場所、当時はかなり水位があがっていましたが、氾濫危険水位の5メートルは超えませんでした」

この日、代継橋で観測された最高水位は4メートル94センチ。予測されていた氾濫危険水位の5メートル5センチを11センチ下回りました。
これに貢献したのが、今年5月にダム本体が完成した、高さ87メートル・長さ197メートル、南阿蘇村の立野(たての)ダムです。

国土交通省立野ダム工事事務所 都地 浩一技術副所長「代継橋地点白川の基準点になりますけど、11センチの低減効果があったと推測しております」
立野ダム工事事務所によりますと、今月3日午前には、立野ダムで初めて洪水調節を行い、その機能を発揮。熊本市の代継橋地点の水位を11センチ低下させ、氾濫危険水位を回避したということです。

立野ダムは、熊本市など白川の中流や下流域の洪水を防ぐことを目的に設置された治水専用の流水型ダムです。
通常はダムに水は溜めず、本体に設置された3つの穴から水を流して、本来の河川とほぼ同じ状態を保ちます。そして、洪水時には自然とダムに水が溜まることで洪水調節を行う仕組みです。

都地 副所長「放流孔の大きさ以上の流量が流れてきたら自然に貯まるということになります。自然調節ということで操作したわけじゃないんですけど、自然と(洪水)調節がされたということです」

当初は来年度からの本格運用を予定していましたが、ダム本体の完成によって、洪水調節機能は果たせることから、早速その効力を発揮した形となりました。
都地 副所長「今後もまた今週末にもまた雨が予想されますので次の出水に万全に管理体制で臨みたい思っています」














