「投稿が時系列で出ない」三上氏が考える課題

三上洋氏もスレッズのアカウントを作っています。

ITジャーナリスト 三上洋氏:
ツイッターと同じですね。プロフィールがあって、フォロワーの人数があって、投稿が縦に並びます。
この投稿も普通に写真を載せたり、タイムラインにはいいねがあったり、返信ができたり、ツイッターでいうリツイートの「リポスト」という再投稿もあります。
ポイントは、3000万人も入ったのに、サクサク動いていることなんですよ。
普通だったらパンクしますよね。そういうところが強みです。

ただ、スレッズには残念な点もあるといいます。

〈三上氏が考えるスレッズの課題〉
▼タイムラインで時系列が重視されない
▼ハッシュタグ機能がない
▼キーワード検索ができない

三上氏:
まず、投稿の並びが時系列で出ないんです。おすすめ順と言って、例えば「いいね」がいっぱいついている人気の投稿がちょっと古いものでも出てきちゃうとか、フォローしていない有名人の投稿が出てきちゃう。ランダムに出てくる感じなのでちょっと嫌なんですね。
ツイッターでは時系列に変えるということができます。

もう一つ、ハッシュタグ(#)が有効にならない
普通はこのマークがついていると、青いリンクがついて同じ内容で書いている人が探し出せる。例えばひるおび見てる人は「#ひるおび」でみんな共有しますよね。それが現状できない。それから投稿検索も残念ながらできません

恵俊彰:
人物だけを頼りに情報に行きつかなければいけないと。

スレッズが収集する「個人情報」

さらに気にかかるのが、「個人データの収集」についてだと言います。

≪スレッズが収集する個人情報≫
使用状況データ
購入
診断
位置情報
連絡先情報
連絡先
ユーザーコンテンツ
検索履歴
閲覧履歴
ID
健康とフィットネス
精密情報
財務情報
その他データ

ITジャーナリスト 三上洋氏:
スマホのアプリは必ずいろいろなデータを収集するんですが、スレッズはこれだけのデータを取りますよと言っています。
この中で、「健康とフィットネス」「精密情報」「財務情報」「その他データ」は、ツイッターでは収集されないのにスレッズは取ると言っているものなんです。
まだ実際は取っていなくて予告なんですけど、例えばiPhoneだと何歩歩いたみたいなデータを取れますよね。それを取る可能性もあるんですよ。
Meta社は、Facebookやインスタグラムで私達のデータを収集して、そこに適した広告を出すのがビジネスです。このスレッズは今後かなり個人データを収集しそうだなという気はします。