織姫と彦星のような「むかい地蔵」が、岐阜県瑞穂市にいます。
7月7日は七夕。幸せを祈る気持ちになれる、3分8秒の映像です。

園児たちが作った七夕飾りが向かった先は、川のほとりに建つ小さな地蔵堂です。

(地元の人)
「西側は男性、東側は女性のお地蔵さまと聞いてます」

川の両岸に建つ男女のお地蔵さま。
こちらは男性。

そしてこちらは女性と言われています。

向かい合っていることから「むかい地蔵」と呼ばれています。
まるで天の川を挟んで 向かい合う織姫と彦星のようです。

そんな七夕の物語になぞり、子どもたちにお地蔵さまを知ってもらおうと飾り付けが行われました。

このお地蔵さまにはこんな昔話が残っています。

川を挟んで対立していた 2つの村の男女が結婚に反対された末、川に身を投げ悲しい結末をむかえました。

2人の幸せを祈り、村は対立をやめて地蔵を建てたと言われています。

ことしは川を挟んだ巣南町と穂積町が合併して20年を迎える瑞穂市。

互いの地域を2人が見つめています。

2023年7月6日放送 CBCテレビ「チャント!」より