大谷翔平選手のふるさと岩手県奥州市で、活躍を祈る特製の「帽子」が完成し、6日お披露目されました。アメリカでの応援ツアー用にデザインされた帽子は「奥州発、世界基準」の斬新さです。
エンゼルスカラーの真っ赤なキャップとツバに取り付けられたたくさんの金具は、奥州市の特産品、南部鉄瓶のアラレ模様がモチーフです。そして中央には大きな「奥州」の漢字があります。
ツアーの添乗員向けにデザインされたわずか2点だけのキャップには、さらに南部鉄瓶の注ぎ口と持ち手のツルが付けられました。
これは大谷翔平選手ふるさと応援団の一員でもある地元のJAが来週アメリカ・カリフォルニア州のエンゼルスタジアムでの観戦ツアーを企画したのに合わせ、水沢鋳物工業協同組合が作ったものです。
6日、デザインを手掛けた地域おこし協力隊の太田和美さんや組合の菊地章副理事長らが会見し、ツアーの添乗員に合わせて22人分の帽子を贈りました。
(リポート)
「かぶると思ったより重くないですが、力がみなぎってくる感じ」
(デザインを担当 太田和美さん)
「「組合の方々の南部鉄瓶に対する熱量が熱くて、その思いの丈を詰め込む作業が大変。アメリカの人に、奥州めっちゃクールじゃんと思ってもらえたら」
エンゼルスタジアムでの大谷選手へのエールとふるさと・奥州市のアピールを誓った関係者たち。アメリカのファンがどんな反応をするのか、今から楽しみです。
観戦は日本時間の14日と15日で、インパクトのあるキャップが“翔タイム”を盛り上げます。
「翔平君がんばれー!」