移転工事が進められてきた岩手県山田町の道の駅が6日プレオープンし、多くの人でにぎわいました。

 新しい山田町の道の駅は三陸自動車道の山田インターチェンジの近くに整備され、特産のカキにちなんで「おいすた」の愛称が付けられました。
 産直コーナーでは水槽でマダイやヒラメが泳いでいて、山田産の海産物や野菜、加工品がずらりと並んでいます。
 6日のプレオープンは午前10時の開店前から80人ほどが列をつくり、開店と同時に品定めをしていました。

(客)
「三陸道を降りてすぐの場所だから多分(利用客には)良いと思う」
「浜のそばだから海産物が新しくて良い」

 施設はこのほかレストランや観光情報コーナー、遊具を備えた広場が観光客を迎えます。船越地区から移転することで、三陸道を利用して訪れた人を町の中心部へ誘導する狙いもあります。

(道の駅やまだ 関口健 駅長)
「道の駅だけではなく地域全体を挙げて盛り上げていくというストーリーがあるので、その部分を大事にしながら営業を頑張っていきたい」

 新たなにぎわいの拠点として期待される「おいすた」は22日まで営業時間を午後5時までに短縮させたプレ営業を続け、23日にグランドオープンします。