アメリカのイエレン財務長官は5日、中国政府の高官と会談するため北京に向けて出発しました。

アメリカのイエレン財務長官は、6日から9日の日程で中国の北京を訪問します。中国政府の高官と会談し、懸念事項についても直接話し合う方針です。

両国の経済関係では、半導体をめぐる緊張が高まっています。アメリカが中国に対する半導体など先端技術の輸出規制を強める一方、中国は3日、半導体の材料となる希少金属の関連製品について輸出規制をすると発表していて、アメリカへの対抗措置とみられています。

アメリカは先端技術以外の分野では、中国との経済関係を維持したい姿勢で、継続的に対話のできる関係を構築したい考えですが、イエレン長官の訪問が緊張緩和につながるかが焦点となります。