返納するメリットは?

ホラン千秋キャスター:
返納したとしても、この情報を完全に消すことはもう無理ということでしょうか?

日本政策総研理事長 若生幸也さん:
それぞれの自治体の情報システムにはそれぞれの住民の情報が入っていますので、カードを返納したらそれも消えてしまうと行政サービスが提供できなくなってしまいますので、そういったことはないです。

ホランキャスター:
一度作ってしまった方は、返納するメリットはそこまでないと考えた方がいいでしょうか。

日本政策総研理事長 若生幸也さん:
(返納するメリットは)ほとんどないと思います。

井上貴博キャスター:
不安ということがクローズアップされますけど、立ち戻ると給付金支給が早くなったり、今は別々で登録している個人情報が紐づけできて便利になったり、デジタル化を進めるべきだと思うんですけど。それが政府のせいで全然進まないのが、本当にもったいない。

今、マイナンバーカードと保険証の紐付け作業を手作業でやっているので、ヒューマンエラーが多い。これがデジタル処理できれば紙の保険証よりもトラブルは少なくなりますと話す方がいるんですけど、そう捉えていい?

日本政策総研理事長 若生幸也さん:
口座と紐づけする話で難しかったのは「ふりがな」がなかったという問題ですね。戸籍とかにふりがながなくて、それをスムーズに連携できない問題などがありました。

それも戸籍の法律改正でふりがなを登録したり、様々な形でより良くしていくものが出てきていますので、今トラブルは出ていますが少しずつ改善していくと思います。