フィリピン沿岸警備隊は5日、南シナ海で中国海警局の船による危険な接近や進路妨害があったと発表し、中国側を非難しました。
フィリピン沿岸警備隊によりますと、先月30日、南シナ海の南沙諸島付近で、フィリピン海軍の任務に同行していた沿岸警備隊の巡視船に中国海警局の2隻の船が接近。
このうち1隻は90メートルほどの距離まで近づき、巡視船の前を横切って航行するなど、進路を妨害したということです。
フィリピン沿岸警備隊は「巡視船が速度を落とすことを余儀なくされた」とした上で、「衝突の可能性があり、非常に危険だ」として、中国側を非難しました。
南シナ海では、中国とフィリピンが領有権をめぐり対立していて、これまでにも両国の船が異常接近したり、100隻を超える中国船が集結したりする事態が起きています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









