様々な分野で著しい功績を挙げた県関係者に贈られる「信毎賞」の受賞式が長野市で行われました。

信毎賞は今年で30回目を迎え、記念の「特別賞」には、小海町出身のアニメーション監督・新海誠(しんかいまこと)さんが選ばれました。

「君の名は。」「天気の子」に続いて大ヒットとなった、2022年公開の「すずめの戸締まり」。

海外で最もヒットした日本映画と言われるほどの人気を集めました。

作品の中で、特に観る人を魅了するのが緻密で繊細な風景の描写です。

■新海誠監督
「(次の作品が)信州をまた舞台にするかは分からないですが、どんな風景を描いたとしてもどこか信州っぽい画になってしまう。それは18年間ずっと信州の風景を見続けてきたから。(次作も)信州の人が映画を見てどこか見たことがある懐かしいと思って頂ければすごく嬉しい」

また、信毎賞には、鳥類学者でトキやコウノトリなどの希少種の保全研究に尽力した長野市の山岸哲(やまぎしさとし)さん。

伊那食品工業の最高顧問で「かんてんぱぱ」を全国ブランドに育てた伊那市の塚越寛(つかこしひろし)さん。

長野市松代町にある戦争遺跡の案内や保全に取り組んでいるNPO法人松代大本営平和祈念館が選ばれました。