暑い夏の贈り物に人気です。

雪でできた蔵で熟成させた生酒「雪中酒」の出荷が岐阜県飛騨市で始まりました。

飛騨地方の中でも雪深い、飛騨市河合町にある天然の雪で作った貯蔵庫「雪室」。


この中で3月から地元の酒蔵がじっくり熟成させてきた「雪中酒」は、本来、冬にしか味わえないしぼりたての生酒を夏にも味わってもらおうと作られています。


5日の朝早くから出荷作業が始まり、雪室から取り出した酒を発砲スチロールの箱に入れ、雪と桃の小枝を添えながら次々に詰めていきました。



温度を3度ほどに保った雪室で熟成された酒は、まろやかかつフルーティな味わいで、夏の贈り物として人気ということです。

5日には1000本を出荷。7月中旬までに4000本が全国に向けて発送されます。