ペット需要が高まる中、ホームセンターなどを運営する綿半グループが、ペット用品に力を入れた店舗をオープンさせました。
その狙いとは?
佐久市内に6月30日にリニューアルオープンした「ウェルネスライフ」。
ホームセンターなどを手がける綿半グループが運営しています。

犬・猫や小動物向け、熱帯魚などの飼育に関連したアクアリウム用品まで多岐にわたる品々がずらりと店内に並びます。

■買い物客
「ワンちゃんとかネコちゃん歓迎してくれているみたいでうれしいなと思って来てみた」 「楽しいです、見ていて」
しかし、実はこの店舗、本来の業態はドラッグストアなんです。
なぜ、今回のリニューアルでこれだけペット用品を充実させたのでしょうか?
■綿半ドラッグ 牧島禎彦(まきしま・よしひこ)代表取締役社長 「元々綿半のどこのお店でもペット用品を扱っているが、非常に好調にペット部門は推移している。同じ価格とポイントだけのドラッグストアはお客様にとっては結構もうおなか一杯」
コロナ禍でおうち時間が増えたことなどから高まっているペット需要。

経済産業省のまとめでは、5年前まで2500億円ほどで推移していたペットや関連用品の売り上げは、2019年以降年々増え、2021年には2800億円を超えました。

このドラッグストアではもともとペット用品の扱いは100アイテムほどでしたが、高まる需要に対応しようとリニューアル後は、全体の3分の1を占めるおよそ5500アイテムにまで拡大させました。
売り場には客足が絶えません。

■買い物客
「この種類じゃないと食べない。これが割と売っていない。うわ、あったと思ってなかなかなくって欲しいものがあった」 「ドラッグストアで買えるものと一緒にペットグッズを買えるということで、広いショップとかを歩くよりありがたい」
さらに、敷地内には、3月にグループの傘下となった小諸動物病院のクリニックも。
ペットの健康と美容が考えられています。

■綿半ドラッグ 牧島禎彦代表取締役社長 「お客様の生活をより豊かに変えていくことが小売業のミッション。ペットという切り口でそれが実現できるのではないかと」
競争の激しい業界で新たな挑戦に注目です。














