不登校の児童や生徒の学びの場について、阿部知事と当事者や支援者が意見を交わしました。
キーワードは「多様な学びの選択肢」です。

■フリースクールに通う小学生
「不登校と呼ばれる子どもたちは決して学校から逃げてきたわけではありません。ただ学校に合わなかっただけなんです」                                      ■中学時代に不登校を経験した大学生                                                       「学校以外の場所があるっていうことを詳しく行政や学校側から教えていただければありがたい」

県庁にいる阿部知事とオンラインで意見交換をしたのは、実際に小学校や中学校で不登校を経験した当事者です。

不登校の子どもを支援するフリースクールの運営者や学校関係者も加わり、「学校に行かない」「行けない」児童生徒をどう支えるか議論を交わしました。

県内の小中学校における不登校の児童・生徒数は、2021年度4707人で、過去最多となっています。

不登校の児童生徒の「学び」をどう支えるか、それぞれの立場から上がったのは「多様な学びの選択肢」の必要性でした。

■阿部知事                                           
「できるだけ教育のシステムを柔軟にして、どこかで誰かが決めたことに従わなければいけない世の中を変えていければ」

県ではフリースクールなどを公的に認証し、学校との連携を進めていきたい考えで、今後も意見交換を続けるとしています。