岩手・青森・秋田の県警が4日、岩手県滝沢市で「広域緊急援助隊」の合同訓練を行いました。災害の発生に備えて連携を確認です。
広域緊急援助隊は全国全ての都道府県警察に設置されていて、災害が発生した際に連携して負傷者の救出や被災者の安否の確認にあたります。4日は岩手・青森・秋田各県の警察官140人あまりが参加しました。
岩手県滝沢市にある県警機動隊の施設で行われた訓練は、市内で震度7の地震が発生し、土砂崩れで家屋が倒壊して2人が巻き込まれた想定で行われました。
去年12月に山形県鶴岡市で発生した土砂崩れの現場が忠実に再現されました。
参加者は災害救助犬による捜索の後、倒壊した家屋の屋根を電動チェーンソーで解体し、救助活動を行いました。
参加した警察官は本番さながらに緊張感を持って訓練に臨んでいました。
(岩手県警警備課 工藤丈明 災害対策・危機管理補佐)
「実際に(災害が)起きた時にぱっと動けるように日頃からの訓練・備え・準備を
部隊に一つひとつ浸透させて、基礎的なレベルアップをやっていきたい」
東北6県の県警は今年11月に山形県で合同訓練を行う予定で、さらに連携を強化していきます。