保護者や市民から多くの反発あるも市は「議会に条例改正案を提出」

 反発の声は、ほかの保護者からもあがっています。

 (喜志幼稚園の保護者)
 「一番困るのは、急病の時になにかあって『来てください』と言われても(新堂幼稚園は)自転車で行ける距離じゃないし。私は車運転できないから」
 「ショックというか、なんでそうなるのと。校区が違うのに。喜志中学校区と新堂・富田林の校区が違うのに、なんでわざわざそっちに行かないとだめなのと思いますね。とにかく負担でしかないんかなと思います」
8.jpg
 市は「1クラス20人が適正」だという独自の基準をもとにした統廃合の素案を今年5月にホームページ上に公表。これに反対した市民らが幼稚園の存続を求めて約1万5000人分の署名を集めるなど、市に素案の見直しを求めました。
9.jpg
 ところが、素案を示してからわずか1か月後の6月13日。市民らの意見は反映されることなく、市は議会に条例改正案を提出したのです。あまりに強引ともいえる市の進め方に、保護者だけでなく地域住民からも説明を求める声があがる事態になっています。