50年の歴史に幕を降ろした“コンサートの聖地”「中野サンプラザ」。人々から愛され続けた理由を深掘りします。
“さよなら”中野サンプラザ 50年の歴史に幕…
齋藤慎太郎キャスター:
東京のシンボルの1つが姿を消しました。1973年に開館した東京・中野区にある「中野サンプラザ」です。JR中野駅周辺の再開発により7月2日、50年の歴史に幕を下ろしましたが、本当に数々のアーティストがコンサートを行っています。
▼モーニング娘。
▼AKB48
▼サンボマスター
▼奥田民生
▼氷川きよし
▼北島三郎 など
この方々は一部で、国内外問わず数え切れないほどのアーティストがコンサートを行ってきたということです。
そして2023年5月から閉館イベントが行われ、大トリを務めたのが山下達郎さんです。40年以上にわたって公演を行ってきたということです。長く公演が行われてきた中でこんな伝説もありました。
1979年には松任谷由実さんが本物の象に乗る演出もあったということで、これ以外にもたくさんの伝説があると思います。
ホラン千秋キャスター:
多くの方がおそらく足を運んだことがある場所だと思うんですけれども、若新さんは印象に残っていることはありますか。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
僕なんか10年ぐらい前に何かの勉強会の会場だったんですよ。中野って都心から交通の便は良くてすぐ近くですけど、街の色みたいのってあるじゃないですか。やっぱり中野サンプラザが中心になって中野の味みたいのがあったと思うんですよね。商店街も独特だし、夜と昼とだいぶ雰囲気も違うし、だからこれが建て替えられることによってこの色や味がどういうふうになっていくのか気になります。
ホランキャスター:
確かにランドマーク的なものが変わると街の雰囲気ってガラッと変わりますもんね。
日比麻音子キャスター:
アーティストの皆さんにとっても、中野サンプラザでやりたいって1つの目標でもあったと思いますから。そういった景色もまた変わっていくんでしょうね。