台風2号の接近に伴う記録的豪雨から1か月が経ちました。2022年に続き、2度目の決壊を起こした静岡県磐田市の敷地川の復旧が進んでいます。
<野田栞里記者>
「大雨による堤防の決壊から1か月が経った敷地川です。土のうのほか、川底にはブロックが設置されるなど、復旧工事は着実に進んでいる印象です」
6月2日、台風2号の接近に伴う記録的豪雨によって2度目の堤防決壊を起こし、周辺の住宅30棟や田畑に浸水被害をもたらした敷地川。静岡県によりますと、土のうや鉄板の埋め込みといった応急復旧工事については、7月3日までにおおむね完了したということです。
<静岡県袋井土木事務所 企画検査課 内海孝久課長>
「8.5mの鉄の板を二重に設置しまして、強い水流が来ても矢板自体が残る。強い水流から守るために矢板を打ってある。それによって過去2度起こっているような決壊は起こらないと考えております」
川のすぐそばに住み農業を営む栁沢茂博さんは、水が流れる量を増やす川の拡幅工事を県が行うため、自身の畑や田んぼの土地を削ることを承諾しました。
<川のすぐ近くに住む栁沢重博さん>
「黄色い杭が見えると思うんですが、ここまで堤防が拡幅されます。(田んぼがある)西側も同じくらい拡幅されます。被害に遭うよりいいですよ」
本復旧工事について、県は台風シーズンが終わる10月中旬から進め、2024年6月に完了させる予定だということです。
注目の記事
「こんだけ出すから後は頼む」初任給は42万円、年収は100万円アップ 大胆な経営戦略で倒産の危機から売上4倍のV字回復 山梨・フォーカス

恒星間天体「3I/ATLAS」が「急激に明るく…」なぜ? 水やCO2を放出し高速移動…太陽系外から飛来した天体の謎

中咽頭がん闘病ワッキー(53) 家族にも言えず…笑顔の裏の"葛藤" 「先日亡くなりました」亡き大学生に誓った決意

「1%でも可能性がある限り…」富山からメジャーリーグへ 中村来生投手、勝負の3シーズン目へ 昇格わずか2%の厳しい環境に挑む

なぜ?「耳をふさがない」イヤホンが人気…“音漏れ”や“通話”に独自技術搭載も【THE TIME,】

「ハリケーン・メリッサの中心」ジャマイカを直撃した「カテゴリー5の最強クラス」内部を“ハリケーン・ハンター”が撮影









