ガレキから見つかった「自宅タイル」

神野さん:
「(Q 違うタイルがありますけど)流された自宅の唯一残っていた玄関の中のタイルを自分ではがして友だちとかに加工してもらって」

震災後、ガレキの中から見つかった流された自宅のタイル。当時のことを忘れないよう店の玄関に入れたといいます。

神野さん:
「生かされた命なので、それがあってここがあるのは絶対なので、気持ちの部分でも(タイルを残そうと)」

辛い経験も糧に妻・由希子さんと二人三脚で歩み続ける神野さん。新メニュー「冷やし唐揚げ」にとどまらずチャレンジを続けたいと意気込みます。

お食事処楓楸栞 店主 神野文寿さん:
「石巻でも面白いことやっている店、楓楸栞ってあるよねって一人でも多くの人に言われたい」

石巻だったら「楓楸栞の唐揚げ食べてほしいと言われるような存在になりたい」地元に根差した美味しくて「面白い」店をつくりたい。

神野さんは自慢の唐揚げに情熱を注ぎ続けます。

夏限定の「冷やし唐揚げ」メニューは9月半ば頃まで提供予定ということです。