ロシアで先月、武装反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員を受け入れるための施設が隣国ベラルーシに新たに設営されている可能性があることがわかりました。

これはウクライナとの国境からおよそ230キロ離れたベラルーシ中部・オシポビチの郊外を先月30日に撮影した衛星画像です。15日撮影の画像と比べると、空地だった場所に多数の建造物があることがわかります。

AP通信は、ベラルーシの反体制派組織の幹部が先月29日、「ワグネル部隊のための施設の建設がオシポビチ周辺で進んでいる」と明らかにしたことなどから、これらが戦闘員を受け入れるためのテントである可能性があると伝えています。

ルカシェンコ大統領は先月、部隊を国内へ受け入れると表明していました。

一方、ウクライナメディアによるとウクライナ軍の幹部は1日、「ワグネルの部隊がベラルーシに移動した事実は確認されていない」と述べています。