親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる「こうのとりのゆりかご」に預けられたり内密出産で生まれたりした子どもの、出自を知る権利を巡る検討会が2日、初めて開かれました。
検討会は「こうのとりのゆりかご」を運営する慈恵病院と熊本市が共同で開いたもので、弁護士や児童福祉の専門家たちが参加しました。
「こうのとりのゆりかご」や内密出産を巡っては、母親の匿名性の保証と子どもの出自を知る権利の両立が課題となっていて、去年9月に国が示したガイドラインでは、出自情報の開示を医療機関の判断に委ねるとされています。
検討会で、慈恵病院の蓮田健院長は「匿名性の尊重と出自を知る権利のバランスのとり方を議論したい」と述べました。
今後、検討会では具体的な出自情報の範囲や開示の方法などを議論し、来年末をめどに報告書を取りまとめるとしています。
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