低気圧からのびる前線の影響で、県内は大気の状態が不安定になっていて、気象台は土砂災害などに注意・警戒するよう呼びかけています。

2日正午までの24時間の降水量は、いずれも多いところで、北部で60ミリ、中部と南部で80ミリが予想されていて、気象台は土砂災害や河川の増水などに注意、警戒するよう呼びかけています。

(高野記者レポート)「川の浄水ができなくなっている飯島町ですが、現在、近隣の市町村から給水車が派遣され、住民が給水に訪れています」

飯島町では、30日からの大雨で町内を流れる与田切川(よたぎりがわ)の濁りが基準値を超え、1日朝から水道水の浄水ができなくなっています。

町内の一部はすでに断水していて、町は近隣の飯田市や松川町に給水車の派遣を要請しました。

(住民は)「(水道は)まだ止まってはいないが備えてということで、急いでポリタンク買ってきて給水した状況」

浄水を開始する目途は立っておらず、今後、断水のエリアが拡大するおそれがあるとして、町は節水を呼びかけています。