大分県内を含む九州北部は午前中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、大雨や土砂災害に厳重な警戒が必要です。
活発な梅雨前線の影響で、大分県内は大気の状態が非常に不安定になっていて、降り始めからの雨量が300ミリを超えているところもあります。由布市湯布院町では30日夜、観測史上最大となる1時間に68ミリの非常に激しい雨が降りました。

土砂災害の危険度が高まっているとして現在、別府市、中津市、日田市、由布市
、豊後高田市、宇佐市、九重町、玖珠町、姫島村の9市町村に警戒レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」が発表され、およそ4万9000世帯10万6000人に避難指示が出されています。
(避難者)「夜中に雨が相当降ったら怖いから早めの避難が良いかなと思って」「線状降水帯とかいうのが怖いから早く避難してきた」
九州北部は午前中にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。大分県内では未明から朝にかけて局地的に猛烈な雨となる見込みで、大分地方気象台は土砂災害や浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけています。