宮城県が支払い手続きを忘れ、仙台市への国の補助金60万円が支払われていなかったことが分かりました。

仙台市への未払いが判明したのは、国庫補助金である介護保険事業費補助金60万円です。

県は、法定受託事務として国の会計事務を受任していて、仙台市に支払われる国庫補助金の支払い手続きを行っています。今年3月中旬、県の担当課から会計課に仙台市の介護保険事業費の補助金60万円の請求書類が提出されました。しかし、会計課で確認作業のため手続きを保留していたところ、3月末の期限を過ぎてしまったということです。

県は、仙台市に陳謝するとともに国に対して支払いに向けた協議、調整を行っています。

2019年度にも似たようなミスで仙台市への国庫補助金の未払いが起こっていて、県は書類の様式を見直したり、複数の職員でのチェック態勢を強化したりするなどして、再発防止に努めると説明しています。