震災から12年と3か月が経ち、福島県相馬市の沿岸部では、行方が分からない人たちの手がかりを探す一斉捜索が行われました。
植野天斗記者「高さ9メートルを超える津波が押し寄せた大洲海岸では、警察官による一斉捜索が行われています。」
相馬市の大洲海岸では、捜索を始める前に黙とうが行われ、犠牲者を追悼しました。30日は、相馬警察署の警察官およそ10人が捜索にあたり、海岸の砂を掘り起こしたり、波消しブロックの間をくまなく見たりして、行方がわからない人たちの手がかりを探しました。
相馬警察署復興支援係・鈴木武尊巡査部長「行方不明者の帰りを待つ家族がたくさんいるので、どんなにささいなことでも手がかりになるものをという気持ちで探している」
県内では、震災から12年あまりが経った今も196人の行方が分かっていません。