1700人以上が犠牲となった岡山空襲からきのう(29日)で78年でした。昨夜、「世界平和を訴える歌と朗読会」が岡山市北区で開かれました。

「真っ赤で真っ黒な大きな火柱が舞い上がった。『お城がお城が』叫ぶ声。お城に焼夷弾が落下して焼けくずれ落ちたのだった」

市民団体が戦争の悲惨さを伝えたいと、岡山空襲があった6月29日に合わせて、毎年開いているセレモニーです。ミュージカル俳優の清水ゆきさんが、岡山空襲で被災した体験記を朗読、自ら作詞作曲した歌で平和の尊さを訴えました。

(清水ゆきさん)「これからも6月29日という日を大切にして、毎年祈っていきたいと思います」

また世界の国旗を振り、その国に住んでいる人たちの平和を祈る「ピースフラッグセレモニー」も行われました。