28日の記録的な大雨について、気象予報士の井上陽子さんに聞きます。
気象予報士 井上陽子さん:こんばんは。こちらをご覧ください。まず。28日午後3時ちょうど県東部を中心に激しい雷雨になっていた時間帯。
まず、太平洋高気圧の淵に沿って、暖かく湿った空気が流れ込み、また、地上付近は30度以上でしたが、上空には寒気が入り、地上と上空との気温差が大きくなり雨雲が発達しました。
特に、今回は強い西風が東部山間部に向かって吹き続けたことで、立山、上市周辺では雨雲が途切れることなく発生し、結果、災害につながるような大雨になりました。
30日の予想天気図を見ると、南下してくる梅雨前線に向かって、暖かく湿った風が流れ込み、前線の活動が活発になります。
そして、この状態があさって土曜日まで続く予想です。雨雲の様子、今夜から見ていくと28日は局地的な大雨でしたが、このあとは広い範囲で長い時間降り続くような雨が予想されます。
周辺の状況と自治体からの情報に注意し、早め避難行動を心がけてください。