リチウムイオン製品 正しい捨て方は?

南波雅俊キャスター:
リチウムイオンバッテリーは、私たちの身の回りでもあらゆる製品に使われています。

例えば、モバイルバッテリーや加熱式タバコ、PCやタブレット、ワイヤレスイヤホン、携帯用扇風機、電動アシスト自転車など、最近見かけることが多くなってきたものに、よく使われています。

NITEによると、ごみ処理過程でのリチウムイオンバッテリーの発火などによる被害額が、2018年からの4年間で約111億円にも達しているということです。

ではこうしたリチウムイオンバッテリーは、どのように処分するのが正しいのか?

まずは、家電量販店やホームセンターなどに持ち込み、専用の回収ボックスへ入れる。

または、購入した商品のメーカーや販売店による回収サービスもあります。

そして、自治体も回収しています。例えば、東京・武蔵野市の場合。無料で配布されている市指定のごみ袋、もしくは「危険・有害ごみ」と書いた透明・半透明のごみ袋に入れて出し、一般ごみとは別で回収を行っています。

さらに、市の広報誌や公式YouTubeチャンネルなどで、正しい捨て方を公開し、市民への周知をしています。

市の担当者は「家庭での小さな気遣いで、ごみ処理時の大きな危険を回避することができるので、分別をお願いしたい」と話しています。

正しい処理の仕方については、お住まいの自治体のHPなどで、ご確認ください。