火口周辺の入山規制が続く浅間山の噴火に備え、国は、緊急時に建設する砂防堰堤(さぼうえんてい)に必要な資材の準備を進めています。
報道向けの現地見学会が29日に軽井沢町で開かれ、コンクリートブロックの運搬作業の様子が公開されました。

ブロックの重さは1つ3トンで、浅間山の火山活動が活発化した際に、国が緊急的に建設する砂防堰堤に使われます。

ブロックは佐久市の仮置き場に6500個余りが置かれていましたが、10月までにより火口に近い軽井沢町に移して備蓄するということです。

■利根川水系砂防事務所・小島宏一(こじまひろかず)副所長
「浅間山は今も活発な活動を続けている火山。想定を超えた災害というのも想定されますので、地域住民の方にはそのような災害をいち早く確認してもらい、避難などの対策をとってもらうことも大事だと思っています」

砂防堰堤は火砕流による土砂災害の被害を軽減するための施設で、国は2031年度までに長野県と群馬県にあわせて33基を作る計画です。














