1700人あまりが犠牲になった岡山空襲からきょう(29日)で78年です。戦争で亡くなった人を追悼する式典が岡山市北区で開かれました。

「黙祷」

空襲で亡くなった人や戦地で亡くなった犠牲者の冥福を祈り、黙とうを捧げました。岡山市民会館で行われた岡山市戦没者追悼式です。

4年ぶりに参加人数を制限しない形で開催され遺族など約500人が参列しました。


式辞で大森雅夫市長は「いつまでも安心して暮らせる岡山市とするため、努力を続けていくことを誓う」と述べました。

78年前に起きた岡山空襲。米軍により市街地に約9万5000発の焼夷弾が投下され、1700人以上が犠牲になりました。

追悼のことばを中学生、高校生らが述べました。

(香和中学校2年 青野ほのかさん)「他人ごとのように考えるのではなく、自分に何ができるかを考えるべき」

(参列者)「十日市から福浜に行く道路に死体が転がっていたという話は聞きました。もう戦争はしたらだめです」


参列者は一人一人献花台に花を手向け、犠牲者を悼むとともに、平和への思いを新たにしていました。














