28日夜から29日朝にかけて記録的な大雨となった福井県内の影響で、石川県内でも列車の運休や遅れなどの影響がでています。北陸地方は、暖かく湿った空気の上に寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定となっています。このため福井県敦賀市では午前5時半までの3時間に観測史上最大となる84ミリの雨が降りました。
正午現在、この大雨の影響で、JR北陸本線では特急しらさぎとサンダーバード合わせて9本が運転を取りやめたほか、30分から90分以上の遅れが出ています。JR金沢駅にいた利用者は「京都に向かおうと思っていたがしょうがない。天候なので」と話していました。
また北陸道にも以下の区間で通行止めとなっています。
上り線(米原方面):武生インターチェンジ・敦賀インターチェンジの間
下り線(金沢方面):木之本インターチェンジ・今庄インターチェンジの間
気象台は、石川県内でも29日夜遅くから7月1日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。