高齢で廃業が相次ぐ地域の製麺所。食文化が衰退してしまうのをなんとかしようと、跡継ぎに立候補した心熱い店主がいました。

7年前に開業した「道の駅みなまた」に隣接するレストラン「石窯ビュッフェたけんこ」。お昼時には熱々の麻婆豆腐に旬のゴーヤを使ったチャンプルーなど地元の食材を中心に作られたおかずの数々が並びます。

利用客「雰囲気もいいし、おいしいし」
利用客「全部手作りなのですごいなと思って」
石窯ピザ、または5種類の麺料理から1つを選ぶメイン料理と、およそ40種類ある副菜が食べ放題になっているシステムです。
石窯ビュッフェ たけんこ 谷内将之さん「楽しんでいるんですよ。あれもこれも出したいな、季節のこれもおいしいってやるうちに、だんだん種類が増えました」

笑顔で話すのは店主の谷内さん。毎日厨房でほぼ一人で料理を作っています。
”やるか!”で始めたこだわりの麺は全国20店舗へ

谷内さん「温度と湿度と天候と。集中力は切らさないようにしています」
「たけんこ」のメインに「麺料理」がありますが、なんと谷内さんは生地から麺を手作りしています。
毎日、店内の1室にある製麺所で麺の仕込みをしています。ただ、作る麺は自分の店の分だけではありません。
実は谷内さん、製麺所も営んでいるのです。
その理由とは?