笑顔と思い出を乗せて走った熊本市動植物園のモノレール。9月30日、46年の歴史に幕をおろしました。

記者「最終運行のモノレール。乗り場には長い列ができています」

熊本市動植物園のモノレールは、動物たちがいるエリアなどを見下ろせる1周612mのコースで、所要時間4分半の小さな旅です。

運行が始まったのは、今から46年前の1979年4月。開園50年を記念して作られました。当時つけられた駅名は『水辺鉄道動物村』でした。

これまで年間約10万人を楽しませてきたモノレール。9月30日のラストランセレモニーには、平日にも関わらず多くの人が駆け付けました。

熊本市動植物園 松本充史園長「『いつまでモノレールに乗れますか』という問い合わせがたくさんきて、たくさんの思い出があるんだろうなということをすごく実感したところです。本当によく頑張って走ってくれたなという感謝の気持ちを込めて最後に送り出したい」