ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ロシアの戦術核兵器の大半が国内に持ち込まれたと発表したことを受け、松野官房長官は「断じて受け入れることはできない」「ウクライナ情勢を更に緊迫化させるものだ」と強く非難しました。

松野官房長官
「27日、ルカシェンコ大統領が核兵器のかなりの部分がすでにベラルーシに持ち込まれていると述べたことについては、承知をしています」

ロシアのプーチン大統領は今年3月、隣国・ベラルーシへの戦術核兵器の配備を表明していました。

松野官房長官は、「核兵器による威嚇も使用も断じて受け入れることができない」と述べ、こうした動きは「ロシアがウクライナ侵略を続けている中で、情勢をさらに緊迫化させるものだ」と強く非難しました。

その上で、ロシアとベラルーシ両国に対し「緊張を高めるような行為をやめるよう求める」と述べ、事態の推移を注視していく考えを示しました。