これが大自然の脅威であり、我々の防災に対しての様々なことをやってきたけれども、突破される部分ありということなんだけども。あれはやっぱり東日本大震災の…。リアルに全部見てしまった。あれは大変に辛いことでもあり、しかしここからどうやって回復していけるんだろうというのは、非常にもう…。
当初の行財政改革で1100回説明して歩いて、あっちで怒られこっちで怒られ、もう本当に辛かったという思いがあったんですけども、それはしかしながらやっぱり、いわゆる様々な財政的努力っていうことでいくわけですけども。あれほどの大打撃っていうものを目の当たりにして、本当にどうやってここから…。防波堤が全部パカパカだよ。もう…。これはすごい衝撃でした。
ちょっとマイナスの話を言うのはどうかと思ったけども。ただ一番衝撃でした。だから我々政治、行政のトップとして、これにどう徹底して対応していくかとか、どうチームを編成していくかとか、そのことはですね。あれでますます思ったことは、やはり防災局っていうのは段取りしたわけですけども、どういうチームでどうやってるかっていうこととか、シミュレーションをちゃんとやっていくとか、あれ以降、皆さんも付き合ってくれたからわかる通り、様々なタイプの災害に対しての
シミュレーションであり、実働っていうものをかなり濃く、しかも強力に自衛隊にもお願いしてですね。
あるいは関係省庁もいろいろありますから、お願いしてやってきているってのは、何か感じてくれたと思うんだけども。非常にあの厳しさっていうものを、あの場面においてこそ、自分のトップとしての大きな責任っていうか、なすべきことということを本当に強く感じたと。
Q.先ほどに関連して震災の大きな壁を乗り越えてきた知事のモチベーションはなに?
震災で新幹線が止まってたじゃない。そのとき岩手と宮城から熱望されたのは。
要するに、観光のお客様にたくさん来てもらう算段をぜひ青森でと。うちは空港も大丈夫だし、新幹線も待ってたけども、あれは直そうということで頑張ってたわけだし。すごい(要望が)あったわけ。ものすごく。
とにかくシャワー効果やっていくためには、青森に集まれば必ずそこから回っていく。それがあったからこそ、それとプラス。余震があって、せっかく直したのがまたおかしくなって河川ごと倒れて。しかしながら(地域の企業の社長や)観光の方々が集まって我々は今どうするべきか、やっぱり一番人が来てくれる観光の力で東北を絶対に元気にしようって。桜が満開の弘前城で集まって大きく(皆で)本当に集まって決起したわけ。
それで、どういうことやるかそれぞれアイディア出して絶対にお客さんを招こうと。そうやって例の立体観光というアイディアを具体化し、うちにとにかく乗ってくれば、それまではJALとJRとなかなか一体化ってのはなかったけども、エア、エアで海外からも乗り継ぎで来れば、それがなぜネットワークを使って、東北を、あるいは温泉の町を回って歩くとか、そういうシステムを作ったんだよね。
危機にあってもとにかくカードがあるはずだ。お客さんが来る方法はあるはずだと。より多く効果的にやる方法はあるはずだと。シャワー効果っていうのを活用するためには青森だ。じゃあ、どうしようってことで、そのときは元々ずっと台湾とか大陸のアジアと、いろいろやる中でうまく使ってってことを考えてきて、新幹線をうまく自由にさせてくれればということは元々アイディアとしてあったんだけども、例えばそういうことを具体化することを全力でやりました。
その際JRもそうだし、JALもそうだし、そういう交通機関も含めたけど、みんな一体の気持ちになって、うちの職員のチームもそうだけど、もう駆け回って、具体化しようということをやって、それが例の570%になって。みんなとりあえず青森行こうよ、それで応援しようよ東北となって。あれは非常に忘れない、大震災の復活復興の中で忘れられない思い出の一つでもあるわけであります。
常に前向きというか、諦めないっていうか、待てよ待てよと、慌ててやらずに。どうすればいいか、観光の場合はどこが障壁で。やるためには誰と話しつけて誰と会って、誰に理解してもらって、どういう部隊を編成してやっていくかと。自分でいうのもあれだけど、編集者やってたからあの1冊の本作るのと同じで、ただ闇雲にとにかく書いてくださいじゃなくて。そのためにはどういうふうなことを段取りしていくかってことを考える癖がついてたんだけど、そうやってとにかく絶対に絶対に、道はあると。絶対に絶対に進む、皆にとってプラスになる、うちだけじゃなくて皆にとって公益的で、しかも全体的で絶対に良くなる方法あるはずだと、一緒にやろうと。職員たちはもちろん集めて、どの手ある、この手ある、そっちの分野どうする、こっちどうする、台湾どうする、香港どうすると。一緒に行って話をしよう、段取りしよう。それはいいことだと、絶対日本を元気にしよう、東北を元気にしようというのはすごいな、一緒にやろうっていうそういうふうな形をもうやってきたわけ。常に張り巡らしてあるネットワークをきちっと思い出しながら段取りをつけながら、どうすれば最もいろんな困難を克服できるかってことをやってきたということがあります。
Q.昨日、今日、ご家族の方と何かお話をして声をかけられたことはありますか?














