28日正午すぎ、岩手県北上市の北上翔南高校の敷地内にクマが現れ、実習で栽培されていたトウモロコシの茎が折られました。

 28日午後0時10分ごろ、高校の教員がトウモロコシを栽培するハウスの中で、体長1メートルほどのクマを見つけ、警察に通報しました。クマはトウモロコシの茎を2本折り、その後、高校の西側の林に逃げていったということです。
 北上翔南高校は29日に体育祭を予定していて、クマが目撃されたとき多くの生徒が体育祭の練習で校庭にいたことから、学校は生徒を校舎内に緊急避難させるなどの対応に追われました。また近くの小中学校では、集団下校などの対応も取られました。
 この高校では6月13日にもクマが目撃されています。