まつもと市民芸術館の新しい「芸術監督団」に、俳優で歌手の石丸幹二(いしまる・かんじ)さんなど3人が就任することが決まりました。

就任会見が松本市で28日に開かれ、石丸幹二さんをはじめ芸術監督団に決まった3人が登壇しました。

演劇部門の芸術監督で監督団の団長を務めるのは、古典芸能を現代風にアレンジして上演する「木ノ下歌舞伎(きのしたかぶき)」主宰の木ノ下裕一(きのした・ゆういち)さん。

舞踊部門の芸術監督は京都を拠点に演出家、振付師、ダンサーとして活躍している倉田翠(くらた・みどり)さん。

そして、松本市全体の芸術の発信に寄与するゼネラルアートアドバイザーに俳優で歌手の石丸幹二さんが就任します。

■石丸幹二さん
「市民の意識の高いこの松本で私たちがですね、3人、いわゆる芸術監督団という形で関われることを本当に私は今、うれしく思っております」

まつもと市民芸術館では、3月に俳優で演出家の串田和美(かずよし)さんが総監督を退任していて、後任を選ぶ検討委員会が「舞台芸術の表現方法が多様化している」などとして、3人による芸術監督団の設置を提案していました。

3人は2024年度から本格的に活動するということです。