2014年の噴火以降立ち入りが制限されていた王滝村側から御嶽山山頂へ向かう登山道について、村が7月下旬に規制を緩和する方針であることがわかりました。

これは26日に開かれた「御嶽山火山防災協議会」で王滝村の担当者が示したものです。

規制が緩和されるのは王滝村側の「王滝頂上」から御嶽山山頂の「剣ヶ峰(けんがみね)」に続く「八丁(はっちょう)ダルミ」と、木曽町側に斜面を横切る「二ノ池(にのいけ)トラバース」の二つのルートです。

死者・行方不明者が63人に上った2014年の噴火以降、このエリアの規制が緩和されるのは初めてです。

王滝村では八丁ダルミに2基の避難用シェルターを設置したほか、登山道に沿って規制ロープや注意喚起の看板を設置するとしています。

規制を緩和する日は協議会のメンバーが7月中旬から下旬にかけて調査登山を行い、安全対策を確認した上で王滝村長が最終判断するということです。