パソコンに「ウイルスに感染している」などと表示されたことをきっかけに、上伊那郡内に住む70歳代の男性が、252万円をだまし取られました。

伊那警察署によりますと、今年3月中旬、男性がパソコンを操作していると、「ウイルスに感染している」との表示が出たため表示された連絡先に電話したところ、ソフトウェア関係の会社員を名乗る男から、「インターネットバンキングに感染するとお金が危ないので、口座の中からお金を安全な場所に移す必要がある」などと言われました。

男性は、さらに「ウイルスを除去したら返金する」などと言われたことから、男が指定した口座に複数回にわたり合わせて252万円を振り込みました。

男性が金融機関に相談して被害に気付いたもので、警察では、パソコンなどにウイルス感染に関する表示が出て、金銭を求められた場合は詐欺であることを疑うよう注意を呼びかけています。