富山市の奥田交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件から26日で5年。裁判の先行きが見えない中、犠牲となった警備員の妻と家族は今も癒えぬ哀しみを抱えながらも「事件を忘れてほしくない」と訴えます。

夫を亡くした中村さん:
「うわーきれい。満開。きれいだねやっぱり」

毎年、夫と見る桜を楽しみにしていました。

夫を亡くした中村さん:
「一緒に来たこと思い出しますねやっぱりね。橋もそのまんまなんで。橋の上から見て「うわきれいだよ」とか言って。花とか好きな人だったんでやっぱり。結構自分で満足するまでしっかり見てた。結構長い時間ね」

事件の後も、この場所での花見をかかしたことはありません。

夫を亡くした中村さん:「いつまで見てても飽きないというか。(主人が)この辺で見てるかもしれない。ことし来れてよかったねって言ってるかもしれない。もう風吹くか雨降ったらかしたらもう終わりって感じだからね」

「下がって下さい。何があったんですか」

5年前の2018年6月26日元自衛官の島津彗太被告(当時21)は奥田交番の警察官を殺害、奪った拳銃で小学校の正門前で交通整理の仕事をしていた男性を警察官と見間違え引き金を引きました。