長野市の住宅街では、6月に入ってほかにもイノシシが目撃されています。

4日には、善光寺からほど近くの小学生などが利用する加茂児童センターの近くで、また、24日には、しなの鉄道の北長野駅の近くで目撃されました。

長野市の森林いのしか対策課では、近年は、豚熱の影響でイノシシの頭数が減っていたものの、2022年から増加傾向に転じていて、この影響で市街地での目撃が続いているとみています。

これは、長野市内に限らず、周辺の自治体・長野圏域9市町村全体でも同様の傾向がみられるということです。

この傾向を裏付けるのが、長野市内での捕獲頭数です。

豚熱の流行前の2019年は、1年間で1337頭、豚熱が流行した2020年、2021年は500頭余りに減ったものの、2022年は、増加に転じて707頭が捕獲されました。

今年は4月から5月末までの2か月間で68頭が捕獲されています。