政務活動費をめぐる詐欺の罪で小島隆 前新潟県議会議員が不起訴処分を受けたことを受け、告発した新潟市民オンブズマンらは26日、不起訴の処分は「不当」だと、検察審査会に審査を申し立てました。

検察審査会に審査を申し立てたのは新潟市民オンブズマンと、小島隆 前県議の秘書だった鈴木紀雄さんです。

小島 前県議は、2月に政務活動費をめぐる詐欺の疑いで書類送検され、新潟地検は4月に不起訴処分としていました。

オンブズマンなどは、小島前県議は政務活動費にかかる収支報告書に払っていないはずの鈴木さんの給料を“払った前提”で記載していたとして、明らかに詐欺の故意があり起訴するべきだと訴えました。

【小島隆前県議の元秘書 鈴木紀雄さん】
「『仮に(虚偽の報告書について)聞かれたところで、鈴木が間違いなく貰いましたと言えば済むことなんだから』と、故意がなければそういう発言が出てくるわけがありません」

検察審査会への申し立てについて小島前県議は「特にありません」とコメントしています。