長野県内の最低賃金を検討する今年度の審議会が始まるのを前に、連合長野が労働局に賃金の引き上げなどを求めました。

連合長野の根橋美津人(ねばしみつと)会長は26日、長野労働局を訪れ、要請書を提出しました。

要請書では現在、時給908円となっている最低賃金の引き上げや、中小企業における価格転嫁など賃上げを促す環境整備などを求めています。

県内の最低賃金は2022年度に31円引き上げられましたが、東京都の1072円などに比べると格差があり、根橋会長は、「都市部への労働力の流出などが懸念される」などと話しました。

最低賃金の改定は、7月3日に労働局が審議会に調査などを求める諮問をし議論がスタートします。