■MLB ロッキーズ 1ー25 エンゼルス(日本時間25日、クアーズ・フィールド)
エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたロッキーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。大谷は7打数1安打1打点で打率は.294、エンゼルスはチーム記録となる28安打、25得点の歴史的大勝で連敗を3で止めた。
前日25日(日本時間)に標高1600mで空気抵抗が少なく、打者に有利な“打者天国”の地と言われるクアーズ・フィールドで初アーチとなる日米通算200号を放った大谷。1回の第1打席、ロッキーズ先発、C.アンダーソン(35)と初対戦。敵地ながら大歓声で迎えられ主審、キャッチャーに笑顔で挨拶して打席に入った大谷、1球目、外角高め151キロのストレートを積極的に打っていったが高々と上がったレフトライン際の大きなフライ。
2-0と先制して迎えた2回、2死三塁での第2打席、ロッキーズバッテリーは長打警戒の外角攻め、カウント3-2からの7球目、外角のボールを見送ったがストライクの判定。厳しい判定で見逃し三振に倒れた大谷は苦笑いでベンチに戻った。
エンゼルスは3回、3番・M.トラウト(31)がカウント1-0から2球目を2試合連続の17号ホームランを放つと4番・B.デュルーリー(30)が1球目を左中間スタンドへ、5番・M.サイス(28)も1球目をライトスタンドへ。エンゼルスが“3球連続ホームラン”で追加点を奪った。
大谷は3回2死一、三塁で早くも第3打席、大谷以外の先発は全員安打、一人取り残された大谷はカウント1-0から135キロのチェンジアップをコンパクトに振り抜きライト前へタイムリー。大谷はリーグトップタイに並ぶ60打点目、これでエンゼルスは先発全員安打をマークした。
止まらないエンゼルスの攻撃陣、4回で大谷の第4打席、ロッキーズ3人目、N.デービス(26)の146キロのカットボールに詰まりライトフライ。ここまで大谷は1安打だがエンゼルスは4回までに先発全員安打と先発全員打点の珍しい記録をマークした。さらにこの回、打者一巡して大谷の第5打席、3球目をフルスイングしたがライトの右に切れる大ファウル。敵地の観客も大歓声をあげた。最後は外角低め152キロのシンカーに空振り三振。大谷が1イニングで2つのアウトに倒れた。
6回の第6打席はセカンドゴロ、8回の第7打席はショートゴロ併殺打、大谷は7打数1安打1打点で打率は.294、エンゼルスはチーム記録の28安打25得点の快勝で連敗を3で止めた。