将棋の8大タイトル全冠制覇の期待がかかる将棋の藤井聡太七冠。

23日は「棋聖」のタイトルの防衛をかけ、佐々木大地七段の挑戦を受ける棋聖戦五番勝負の第2局。


22日の前夜祭では…

(藤井聡太七冠)
「私自身がこちらで対局するのは3回目になります。対局室からの海の眺めが素晴らしくて、落ち着いて対局に集中できる対局室だなと感じています」


第2局の舞台は、淡路島の海を一望する「ホテルニューアワジ」。1996年から棋聖戦の会場として、名勝負の歴史を刻んできました。

今月5日にベトナムで行われた第1局に勝利し、タイトル防衛に向け好スタートを切った藤井七冠。

(藤井聡太七冠)
「第1局では反省点も見つかったと思っているのでそれを踏まえて、第2局はより良い内容にしていけるよう精いっぱい指して行きたい」

一方、対局とは別に、2人が楽しみにしてたものも…。

(佐々木大地七段)
「関係者のみなさんが口をそろえて素晴らしいと絶賛されていた温泉で、日頃の疲れを癒やしていい状態で対局に臨みたい」


(藤井聡太七冠)
「淡路島は海の幸やタマネギを始め食材が豊富で毎年楽しみにしています」*

そんな藤井七冠が23日に選んだ勝負めしは、まろやかな風味と甘みが味わえる淡路牛のステーキ丼と、鯛の骨でとったダシにサフランなどを入れて煮込み、ホタテやエビで仕上げた「淡路島ぬーどる」をそれぞれハーフサイズで注文。


おやつは、午前が地元産のフレッシュなブルーベリーをたっぷり使ったタルト。午後はアイスレモンティーとオレンジジュースでした。


棋聖戦第2局は23日夜までに決着する見込みです。


また、第3局は7月3日に静岡県沼津市で行われますが、藤井七冠はその前の6月28日に、8大タイトルのひとつ「王座」の挑戦者決定トーナメント準決勝に臨みます。

ここでの相手は、あの羽生善治九段。

前人未踏の八冠制覇がかかる藤井七冠の前に、将棋界のレジェンドが立ちはだかります。