アメリカのバイデン大統領が日本の防衛費の大幅な増額を自らが岸田総理に働きかけた成果だと発言したことについて、松野官房長官は「誤解を招き得るものだ」と、アメリカ側に申し入れたことを明らかにしました。

バイデン大統領は20日、「日本は防衛予算を長い間増やしていなかったが、私は広島を含め3回、日本の指導者と会い説得した」などと述べていました。

松野博一 官房長官
「ご指摘の発言は、誤解を招き得るものであったとの日本の立場を(米側に)説明しました。米側からは、米側としても日本の防衛費の増額は日本自身の判断であったという認識が示された」

松野官房長官はきょう午前の会見で、バイデン大統領の発言をめぐってアメリカ側に申し入れたことを明らかにし、「防衛費の増額は日本自身の判断だった」と強調しました。